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2007年12月13日 (木)

鋼の鳥 ③

なんでもこのホテルは隣の市で時計店経営者によって、ここに作られたそうだ。
どうりで最初に見た正面入口が、鳩時計っぽいわけです。 でもそれはちょっと考えすぎ…?

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 その時計店と沼の所有者の間にどのような経緯があったかは、私の計るところではないが、何かの訳で最も大きい近くのウトナイ湖を差し置いて、この沼が選ばれた。
 ホテルがこの地に誕生したのが昭和36年5月(1961)。しかし、その7年後の43年(1968年)には既に営業不振に陥り、翌年には地主に売却してしまったそうだ。
 地主は営業を引き継いで、その後20年以上の平成4年まで続け、その年3月に廃業している。
 すると平成5年の水質調査の書類があるのは、ちょっと妙だぞ…

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水質調査書があったことは、転売や賃貸の目的があったのかもしれない。
それにしてもこの施設の傷みの激しさは、どういうことなのか。荒らしが入っていたとはいえどもガラスがわれているわけでも無く、破壊といってもバーが積雪で倒壊したとか、何かを運び出したかのように廊下の突き当たりの壁が丸ごと無くなっているといったところのように自然崩落したと見えるところや何かを運び出した跡に見えるものも多い。

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ホーム・バーが屋根ごと崩落している。
たぶん一番の見所だったのかもしれないこの場所にアットホームな面影は今は見えない。 そもそもアットホームな雰囲気とは何だろうか。民宿の電話広告に『アットホームな…』というコピーをよく見るが、 売りとしては曖昧なもののような気がする。

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このホテルの中で、このバーはロッジの雰囲気もあって一番モダン。
現役のときに一度来て見たかった。ジュークボックスは故障中のまま時を越えている。

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崩落を免れた手前部分は、右が厨房とロビーの方へ向かう。
左側はジンギスカンルームということになっているが、座布団以外に往時を偲ばせるものは無い。両方の部屋の間にある衝立は、厨房があからさまに見えるのを隠すためにあった?

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壁面に並ぶ薪は、壁面飾りとして作られ、実用はない。山小屋の雰囲気を狙ったものだが、畳とはミスマッチな気がする。Dscf8950

閉鎖後に正面に揚げられた看板。現在は割れた窓を塞ぐため、目立たない建物の裏手にある。でもどこからどこまでが裏手なのか、はっきりしないほど内部は入り組んでいる。

(つづく)

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コメント

おはようございます。

先輩殿、私の撮った写真を使ってますね。
私はここでたくさんの人たちと遭遇しています、偶然先輩も写っちゃいましたね。

投稿: カナブン | 2007年12月14日 (金) 07時57分

物件内でチョロチョロするので、こういうことが良くあります。
肉球ではシャッターが良く切れないのが悩みです。

投稿: ねこん | 2007年12月14日 (金) 09時53分

左のクマちゃん時計、20分位早くないですか。

投稿: カナブン | 2007年12月14日 (金) 11時04分

閲覧環境に左右されていませんか?

投稿: ねこん | 2007年12月14日 (金) 14時24分

時差があるようですね。17:44

投稿: カナブン | 2007年12月14日 (金) 17時44分

もしかしてインドネシア在住ですか?

投稿: ねこん | 2007年12月14日 (金) 17時47分

来週帰国しますので、またいいとこ連れてってください。

投稿: カナブン | 2007年12月14日 (金) 21時20分

トリマカシー バニャ

投稿: ねこん | 2007年12月15日 (土) 08時35分

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