洞窟学園 ③
小学校などと違って、専修学校は異質な感じがします。なぜだろうと考えてみると専門教科が突出するため、学校という器の個性に欠けるからなのでしょうか?
自分が出た専修学校に通っている当時は思いませんでしたが、『母校』というより『出身校』の印象があります。2年制のため学校に対して愛情が沸いていなかったのかもしれません。
各階、東から、小さな準備室兼倉庫があり、小教室がひとつ、通常教室がふたつならび、両側に階段、西の壁際にトイレ…というのが基本構造です。
3階へ上がると湿気は更に増して、カビ臭というよりも湿地帯のような匂いがしてきます。
4階建てですが壁の裏側では、よほどの侵食・崩壊が進んでいるらしくて教室の中も雨漏りというレベルではなく、浸水の感じです。まるで陽の当たる洞窟という表現がぴったりかもしれません。でも洞窟にこれほどの蒸し暑さは無いでしょう。ジットリ汗ばんできます。
外からは伺うことのできない別世界。外からは想像できない状況と言うべきですが…
床の状況が読めないので、下手に教室の中には入れません。木造、畳の民家であれば、床の歪みで柱や根太の位置を読むことができますが、鉄骨モルタル建築だと意外な腐食が壁の裏で進んでいるのかもしれません。
上の階から滴り落ちる漏水は、滴るというより降り注いでいるようで思わず天井は無いのかと見上げてしまいます。
こんな状態になったのは、自然な風化や崩壊ではありません。
恐らく、あるひとつの事件が係わっているのかもしれませんが、経緯はともかく結果がこの悲惨な状況を作ってしまいました。
(つづく)
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。











コメント
建物って人が離れると急速に朽ちていきますね。
これじゃ二次利用も不可能でしょう、外観は立派に見えるあの建物もこんな感じだったりして。
投稿: カナブン | 2007年11月11日 (日) 13時18分
ここは、朽ちたのではありませんでした。信じられない状況になっています。
投稿: ねこん | 2007年11月11日 (日) 22時16分