北の割れ門
夜間のため心霊スポットみたいになってしまいましたが、そーんな言われはありません。 ねんのため…
数年前、惜しまれながらも利用客数が思わしくなく止む無く廃線となった第3セクター鉄道『ふるさと銀河線』。
国営時代は池田町から北見市を結び『池北(ちほく)線』と呼ばれていました。廃線となるところを第3セクター化して存続してきましたが、自家用車の保有率増大の波にもまれて利用客が減少し、キャンペーンで集客を試みますが通年赤字のため、廃止決定となりました。
一時期は、『銀河鉄道999』の絵をあしらった列車も走らされました。鉄道マニアに愛されながらも地域の利用者の集客はまかなえず、廃線になってしまい、現在は多くの軌道を大地に晒したまま沈黙しました。
現在、踏み切りなどは撤去されましただけで、レールや枕木はほぼそのまま残っています。これから先は、沿線のレールなどは、国際的に鉄需要が拡大していることから中国などに転売するべく、業者が買い付けて行くのかもしれません。
とある街の軌道が入札で2000万円の予想を上回り約8000万で落札されたことから、『ふるさと銀河線』の軌道も中央からの財源が減少する中、このような美味しい話だと沿線の町は当然財源確保に売りに出すでしょう。
廃線にしては綺麗過ぎる駅(現在道の駅)の近くの道をまたがる軌道は、廃線後には安全の面から撤去されました。
橋脚だけの歪な姿がバリ島でみた割れ門のようでした。
門は単に出入り口ではなく、魔の出入りを防ぐ結界でもあります。
この門がこの土地に幸を招き入れる門であって欲しいものです。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
修道院、私も見ました。あの外界と隔絶した、凛とした雰囲気が神々しいですね。ああいう所が廃墟になったら・・・と、良くない想像をしてしまいます(笑)。関係のない投稿、失礼しました。
投稿: アツシ | 2007年10月30日 (火) 18時03分
あの修道院で覚えているのが塀の上にガラスの破片を埋め込んでいるところです。やはり隔絶された空間なんだなーって思いました。
ずいぶん経つので記憶も怪しいですが、今でも修道院に入る人はいるのでしょうか?平均年齢も高くなっていそうです。
投稿: ねこん | 2007年10月30日 (火) 18時30分