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2007年9月27日 (木)

幽霊ホテルと呼ばれて… ④

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Dscf5182  閉館されて10年以上経ちますから、現在のような管理がされていない頃は、心霊スポットとして昼夜問わず、頻繁に人が出入りしていたようです。
 まだ、ねこんが「そんな物騒なところ一生いかないぞ!」と思っていた頃は、あちこちのドアはまだ開けっ放しでした。現在は、基本的に厳重に何度目かの板張りがされています。
 上の階は外から見るとガラスが割られて、レースの白いカーテンが通り抜ける風にはためいています。あるいはそれが幽霊に見えないこともない…
 お風呂場の備品がロビーに散乱しているのは、そういった「不可思議空間」を作るための演出なのだろうか?

Dscf5148  心霊スポットである所以は、先に(①)語ったように周辺で起こったことが起因するのか、他に何か言われもあったのか、ここに関しては元のはっきりしない噂がありました。
 「館内で血まみれで白目の女に追われた」とか「階段や廊下でスッと動く影を見た」という話は聞きましたがいずれも何度目かの又聞きで真意の程はわかりません。

Dscf5140  それを確かめようと思ったわけではないですが、既に夜も深まってきました。階段オンリーで似たような館内客室を歩き回るのも厳しくなってきたので、とりあえず最上階まで行き、降りてくることにします。
最上階近くなっても階段を這い回る黒いホースは、ずっと続いています。階段が終わってみるとそこはもう屋上。謎のホースは、この近くにある集水槽に繋げられています。
 この水槽の水を抜くために繋げられたようです。うっすら異臭もあるので中はどうなっているかと覗いてみると出口を見失った鳩の死骸らしきものが10羽前後。猫と同じく鳩もやたらと廃墟に入りますが出口を見失ってしまうようです。

 ここからは、別の階段で屋上に抜けられます。町や民家の灯りが遠くに見えて、まさに地上の星のごとくの光景が闇の中、広がっていました。でも、夜は孤立した感がやはり強いです。

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温泉でありながらどこかドライな印象がするのは、風化や破壊が進んでいるだけではないようです。旅の折、旅館に到着して部屋に荷を降ろしたときのホッとする感じが廃墟となってしまっても残っている気がします。部屋が「和」でありながらビジネスホテルのような無機質な「箱」という印象が拭えない、なにかが物足りないのでしょう。
それは、立地条件や箱の大きさでは無いと思いますが…

(つづく)

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