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2007年9月 5日 (水)

レジェンド・オブ・バリバリ ①

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塗りつぶしたような色の青空
そびえ立つコンクリートプラントのタンク
工場新設のため、旧工場は資材置き場になっていますが
ここは『廃墟』とは少し違います。

Imga0354  今回の舞台は、この企業の社宅。
ローカルとはいえ経済成長でおおいに発展、新機軸の自社製品の開発などで業績を伸ばして町では老舗の類に入るでしょう。
 一時期は社宅も完備して若手の育成にも力を入れていたようです。現在は社宅よりアパートの自由な暮らしへ希望が多くなったのか半住み込みの暮らしは敬遠され、社宅は廃れていったようです。

 若者中心の下宿風だったようで、生活感そのものより、彼らの夢を追い続けた感が色濃い様子です。この空間に残る夢の忘れ形見はどんなものでしょう。

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 人がいなくなってから生えてくる木々は、どうしてだらしがないのだろうか。このだらしなさがなんとなくお化け屋敷の木のようですが、雑多な木だけではない元々庭木だったものまでもヨレヨレになってしまうようです。
 枝がはびこって日当たりが悪くなるのか、剪定しないとこうなってしまうものなのか、まるで取り残されてしまったことでひがんでしまったかのように不躾な枝の伸ばし方になっていくようです。
 そんな枝やカラカラに乾いたヨモギに阻まれて、なかなか歩が進まないものです。
 どうにか中へ入ってみると洋室やら和室やらが混在して社宅というよりも公共住宅の感じです。各部屋を利用者が間借りしていたようですね。

 すぐ右の最初の和室へ行ってみると…

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Imga0386 『おーっ』 これは俗に言う「走り屋さん」の登録ステッカーです。中には名前だけは聞いていたのもあります。ファンタっぽいロゴのVAM-PIREはセンスがいい。SPECTERと同デザイナーの手によるもののようですね。
 個人的に『青ひげ』に興味がつきませんが、メンバー全員のユニフォームにも青ひげの刺繍があったのでしょうか?
 それにしても、この数を集められたのはチーム同士は、わりと仲が良かったようです。たぶん、小さなチームには違いなかったようですが。

 ずーっと昔にこういうステッカーをデザイン込みで100枚頼まれたことがありますが、完成を待つことなく痴話喧嘩で解散し、ねこんの手元に行き場の無い束が残った思い出があります。たしか『武裸苦縁屁羅阿』といいました。
 当時の関係者がここに来ることがあったら大盛り上がりでしょうね。

Imga0367   工場で働いて週末は『マシン命』で夜の街に繰り出すことが人生の全てだったのでしょう。

 壁や天井にはカーマガジンやカタログが貼られて、この部屋の中で夢のマシンを夢見ていたようです。
 本当にマシンがあったかどうかは定かではありません。

 普通の廃墟では見られない光景です。

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西部劇に出てくる若者の憧れは自分の銃と馬だったように現在は車が憧れなのでしょう。
それはずーっと続いていくようです。

(つづく)

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コメント

おはようございます。
このバリバリの雰囲気は、アニメヲタだった私には無縁の世界ですね。
昔、会社の後輩が個人的にこのようなシールを作ってましたが、印刷屋にお金を払わずやめていきました。私が貸したお金も返してくれませんでした。

投稿: カナブン | 2007年9月 5日 (水) 08時10分

 友人なので引き受けたら、年賀状500枚分の料金がうやむやになったこともありました…
 未確認ですがバリバリ当時、地元では原付族もいたそうです。
週末、街中でナンバーを隠したチューンカーが交差点で回転しているのを見ていて長い棒を持ったおまわりさんに『お前らがいるから、あいつらが調子に乗るんだ!』と面と向って言われて凹んだことがありました。通りすがりで、何でだよー!

投稿: ねこん | 2007年9月 5日 (水) 12時19分

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