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2007年8月 2日 (木)

夢破れて山●荘 ①

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仕事の帰り、久しぶりにレンタルビデオ屋さんに寄ってみた。
季節がら、ホラーや怪談物が企画コーナーとして並んでいます。
こういうものには種類があってフィクション・実話再現・ドキュメントなど…人気シリーズもあって、つかの間の異世界が目の前に再現されます。
 気になるものが1本●川●二氏の新刊DVDが目に付きました。
全国の最恐心霊スポットを自ら現地に赴き紹介するというシリーズ。
場所は、●●町。

『あれ?ここは、この前行ってきたよ』 現地を具体的に紹介しているようです。
何やら、ここは非公式に最恐心霊スポットの指定をうけているようですね。

KouhouKusatsu 『ルイン・ドロップ』アクセス1万記念夏企画で今回は、建設当時、観光の目玉の無い町に決定打として誕生することになる『山●荘』を紹介します。
 またの名を『●名館』。一帯の温泉を称して『二●温泉』と呼ばれます。
 地域の期待を受けながらその地域の厄介者とされてしまった背景には何があったのでしょうか?

 心霊解釈は本家に任せるとして、ここでは『ルイドロ』的におこなった調査、そして後日の資料収集に基づいて検証してみます。何分、現地調査も話の片寄りがあるため100%の真実ではないのかもしれません。

 1971年3月20日発行の町開拓史によると炭鉱の近いこの地区は、夕張炭鉱への登り口でもあり、炭山への野菜の供給源として農業が栄えました。
 明治38年(1898)この近くにも炭鉱が開坑されて、馬車軌道が整備されます。温泉は早くから発見され、数件の宿が開かれました。怪我に絶妙の効能があるとのことから湯治場として栄えます。しかし、当初は10名程の宿泊しか受けられない規模の地味な経営であったようです。それでも効果の評判から当時客は絶えなかったそうです。
 炭鉱の近くにあった温泉はその後、経営者が変わったり、施設の改修を経て地域にそして工夫に愛されました。

 時代は昭和になり43年(1968)、二●温泉観光㈱が設立。源泉が幹線道路から離れていることからパイプ輸送によりこの鉱泉を現地区に通して巨大な温泉施設が誕生することになります。町史にも『夢のテーマパーク』の記述が残っています。
 ただし、その編纂時点では、まだ建築途中であったため、まだその全容は町民の知るところではありませんでした。

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最恐伝説の真意はどうなのでしょうか? 

なぜ、急速に寂れていったのか?

それは、温泉にヒントがあったようです。

(つづく)
 

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コメント

1万Hitおめ!
このメジャー物件を他サイトと違う切り口からスタートするとは、さすがねこん先輩、リアルルインドロップには関心するばかりです。

この物件を紹介するサイトには共通の特徴があります、それは心霊じゃなく、一枚目の写真のアングルです。私の知るどのサイトもこのアングルから始まるのです(笑)、みんな同じ何かに取り憑かれてるんですね、廃墟椿UPするときもこのアングルから始めたいと思います。

投稿: カナブン | 2007年8月 2日 (木) 12時49分

師匠様
この物件に入ったときは、地域の方には失礼ですが嬉しくてニンマリしながらの調査で、もし住民と出会っていたら明らかに不審者でしたね。

投稿: ねこん | 2007年8月 2日 (木) 18時50分

10000hitおめでとうございます!
恥ずかしながら、私、この物件のことよく知らないんですが
航空写真の建物の左下のアンテナみたいのはなんなんでしょ?

投稿: haru | 2007年8月 2日 (木) 22時45分

haru様 こんばんは
例のアンテナ付近は釣り堀のようです。中心のアンテナ状のものは照明か音響設備であるかもしれません。現在は池は雑草で埋もれているようでした。道内の心霊系サイトに必ずというほど出てくる物件です。

投稿: ねこん | 2007年8月 2日 (木) 23時16分

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