純よぉ~っ!いつ帰ってくるんだよぉう!
ファンの方なら、まずピンとくるこの家。『この家は、あの家に似ているな…』と思ったなら間違いありません。廃屋とするには語弊がありますが、『廃』から生じた家です。
日本で最も愛されている『廃』ではないでしょうか?
ここは富良野市六郷。『拾ってきた家─やがて町─』です。
でもこんな家はドラマには出てこなかったな…と思いますがそれもそのはず、ドラマ『北の国から ─遺言─』の終了後、新たに作られた家です。
訪れる人たちは無意識に鼻歌(例の曲)が出てくるようです。
本編では羅臼で牧場の借金を返すために奮闘していた純が色々あって富良野に戻ることになり、向こうで付き合っていた女性“結”が富良野にやってきて純と暮らすことになるという筋書きでしたが(すごい大ざっぱなあらすじ…)、その後を想定して作られたのがこの『純と結の家』です。
それにしても作りがまた一段と大胆になりましたね。廃物利用がコンセプトとしてもバス1台が家を貫通しているのは、かなり大胆です。ねこんが『北の国から』にはまっていたのはこの「拾ってきた家」の存在が大きくて、『黒板五郎の流儀』なる本(家のコンセプトや細部のスケッチと作り方、生活の仕方のノウハウ)を入手したりもしていました。
ドラマの人気も手伝ってということもありますが、大胆の一言につきる家々に、訪れる人は口々に『こんな家に住みたいねー』とつぶやいています。
うーんその気持わかります。みんな本当は新建材に飽きたのでしょうか?それとも曲がった窓に新鮮さを感じたのか? ドラマの一部に自分が入りたいのか…?
でも、こういう家をいざ作ってみて普通に登記できるのか…
バス部分は居住空間に入るのでしょうか?(基礎がないので固定資産とみなされないユニットハウスやトレーラーハウスは固定資産税の対象にならないのだそうです)
そういうことを考えるのはヤボというものですね。
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コメント
「黒板五郎の流儀」は建築関係に詳しい人が持っておりました。
屋根の作り方など、ずいぶん細かく書いてあるそうですね。
私もペラペラと覗いてみましたがよくわからず・・・w
拾ってきた家も素敵ですが、雪子のアトリエもなかなかいいですよね。
北海道の気候を無視した作りですけど。
投稿: haru | 2007年6月 7日 (木) 23時09分
物理的にも「石の家」の材料があの上流地帯にあるとも思えませんがドラマってそんなものですかね。
投稿: ねこん | 2007年6月 8日 (金) 13時00分