放置された記憶3 『記念メダル』
皆さま。GWを楽しんでいられますか?
そんな中、『ルイン・ドロップ』へのアクセスありがとうございます。
検索ワード【廃墟ラブホテル】からご用命の方が多いようですので『●すか』あたりを近々、アルバムでアップさせていただきますので、どーぞよろしく。ご感想などくださいますとありがたく思います。
この連休中で『廃墟探訪』に嵩じられる旨も多いことと思います。
ただし、常識として
◎リスクは自分もち
◎噂に振り回されない(あくまでも噂。真実は近くで容易に確認できます。)
◎近所に一言
最低限これだけは考えて良識の基、異世界を体験してください。
『ルイン・ドロップ』で紹介の物件で『荒らし行為』『不法投棄』『スズメバチの大量生息』など事件性のあるものは、近所もしくは地区行政に報告しております。
誤解されないよう軽率な探索はご注意ください。
ねこんには、現場の紹介・仲介は出来ませんし、その資格もありません。
少なくとも調子に乗って自分を踏み外す愚行は避けたく思います。
事前に最低限の了解(近所へごあいさつ等)を取ることは決して難しいことではなく、むしろその日のプラスになることです。
それでは、時から離脱した『忘れ形見』をご覧ください。
『アイドルの部屋』を後にして左端の部屋へ来ました。
『えっ?情報と違う???』人が住んでいるようです。いや、そう思うほど全てがそのままになっていました。前の部屋と同じく時はある時期から停止していますが人だけが忽然と姿を消したかのような異常な雰囲気があります。
部屋の中は荒らした風にあちこちに物が散乱していたり、積み上げてあったりと、引越しというよりも『空き巣』か『夜逃げ』か『蒸発』か『拉致』を想像しました。
ここで事件性のある話を事前に聞くことはありませんでした。同時に建物所有者の情報もはっきりしません。
遺物の中には卒業アルバム、家族のアルバム、書簡、証券など普通なら残していくべきではないものが床や棚の上、机の上などに放置されています。地区スケート大会の入賞メダルも戸棚の中に誇らしげに飾られたまま俗世から切り抜かれてここに封じられています。
奥の部屋には衣類、電化製品、家具、バッグなどが散乱し『家捜し』という感がありました。壁のピンクレディーやスーパーカーのポスター…時代を感じます。
キッチンへ入るとやはり、物は洗物を含めて手付かずのまま放置。この状態のまま20年弱の間経過しています。冷蔵庫の中は…思い出したくない…
横に階段を発見。キッチン(台所)に階段ですか。変わった構造ですね。
狭く、急な階段を2階へ上がると天井が低くほとんど屋根裏部屋の様です。(この借家、2階建てだったんだ…)窓も無く天井板が斜めになっているので正に屋根裏部屋の感じ。1階とは違って新しい時代のワムなどのポスターが目を引きます。組み立て式とはいえ、ここによく上げることができたベッドには主が起き出したままの様なかっこうで布団が乱れている…灰皿には吸殻が数本、飲みかけのウイスキーのボトル。積み上げたコミック本とその続きで読みかけて伏せられたままの本。
全てを置いて家を離れたのか
家を離れて戻れなくなったのか
それは分かりません
越年が噂すら風化させてしまったのだろうか?
ただ、各部屋は同じ時期に退去していることは間違いありません。
推測でもへたなことは言うべきではないので、この状況だけを紹介しておきます。
そのため、①で建物の全体像はモザイク処理させていただきました。
主が健在なのであればこの封印された記憶の回収を望むところです。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント