芸術的バス亭
ここは、バス亭です。とてもそうは見えませんが、近郊の学校が少子化から街の学校などに統合になり、それに伴って児童の送迎のためにスクールバスが運行されます。夏場ならいざ知らず、冬場は雪もあり親心としてはバス待ちの小屋があちこちで建てられました。
新築したり、物置などの再利用、廃車を代用、そしてこの地域のように風除けの壁のみといったところもあります。
ここの農家では、もうバスに乗る子も卒業してしまったようですが、残ったバス亭は壊されることも無くアートとして再利用されています。ガーデニングブームを発端にしたガーデンエクステリアのバリエーションで町の『景観美化条例』と『花溢れる町構想』による町民意識の賜物でしょう。
しかし、このアートは朽ちた板塀とフクロウの斬新なタッチがマッチしていて、こういうのはぜひ、真似してみたいな~と思いますね。
フクロウには『博学の象徴』的な部分があり、教養の守り神のイメージもあります。
日々の過酷な農作業の合間にもこのようなアートな活動に余念の無いこのお宅は、まさに教養深いの一言につきます。
やがて花々の咲き乱れる季節には色とりどりのプランターも置かれ、ともすれば平坦な田園風景にアクセントを加えることでしょう。
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コメント
本日やっと警察犬カールを読むことができました、
かなりの個性派物件でちょっと羨ましかったであります。
このバス停はまたもや詩とメルヘンを思い出しますね、
素材を生かした素敵なARTです。
投稿: カナブン | 2007年5月 7日 (月) 19時13分
野ざらしなのが少しもったいない気もしました。
この日、「DVD」と書かれた小屋に入ると現役自販機がありました。
いつから、こういうところが郊外にありがちになったのでしょうか。
投稿: ねこん | 2007年5月 7日 (月) 20時37分