明日で連載100回です。
みなさん こんにちは
『ルイン・ドロップ』も2月(仮開設は1月末)から初めて早、100回を迎えます。
小学生の頃、意気込んで始めた絵日記も10日くらいしか続かなかったのに我ながら感心してしまいます。これも片意地のなせる業なのでしょう。
大半は方向を逸脱したような物件やテーマが多い感もありますが相棒のルイン君(デジカメ)がいつも同伴で目に入るとともかくシャッターを切る癖がついて数だけは消化しているようです。
こういうサブカルチャー界に参入するのは初めてに等しく、それまでも廃墟などを時折、見て歩くことはありましたがネット参入する意思は無く、自己完結の世界でした。
サブカルといっても奥は深くなっていくもので先日『2ちゃんねる』の「廃墟サイトスレッド」なるものを始めてまともに閲覧しました。思うところは多々あります。「侵入の違法性」「侵入の助長」「サイトの派閥と利権」などそれに関して自分で思うこともたくさんあります。
その昔、漫画同人誌なるものに関わっていて『萌~!』と言う言葉はまだ出てこない頃ですが、アニメや漫画など内輪での和気藹々たる世界的イメージがありますが、その世界も派閥や利権や憎悪がありました。これはある程度年数が経ち、深みの出てきたどんな世界にもあることなのでしょう。
しかして、我々の集う、この世界も好きで入ってきたことには変わりないと思います。
人それぞれに入口は違うにしても目指すところは同じであったはずで、同士お互いの非難やけん制を目的にしたわけでは無いと思います。
始めは純粋に廃墟美を愛でる愛好家であって、決して単なるトレジャーハンターか山師ではなかったはずでしょう。
刺激を求めるばかりに合法・非合法のスレスレの線にあったことが非合法にどっぷり抉りこみ、それが『凄いだろう!』ではあまりにも空しく感じます。いつか探査に限界がくるか、自分の命運が尽きるでしょう。良心に引っ掛かりがあるのであれば少しでも合法化することは充分可能なのです。
自分のスタンスの確立以前に我々に驚異と感動を与えてくれるそれらの物件にせめてもの敬意を持って接していくべきではないでしょうか。『ルイン・ドロップ』において、願わくば忘れられた幸福の砦に考える限りの有終の美を現せればと思います。ただ、それにはまだまだ至らぬ技量ですが…
紹介してきた物件の訪問に先立ち、情報収集・承諾確認に際して、ご理解とご協力並びに過大なるお志(サツマイモやキャベツのお土産、昼食のご馳走など)を頂きました方々にこの場をもって改めて感謝申し上げます。ある意味、こういうことをやっていて良かったなと思いました。
連載100回と誕生日を迎えるにあたり 鯖虎ねこん
新参者の人を食ったような発言でした。お気に触れば、ご容赦のほど…
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コメント
先輩、残りわずかですが今日中に100いきましょう(笑)。
しかしこの短期間に連載100回とは、それだもマルタの男を捜してもなかなか見つからないとおもった。
北海道廃墟椿を脅かさない程度にこれからも頼みます。
投稿: かなぶん | 2007年5月18日 (金) 21時38分
おはようございます
『神』『師匠』『教祖』『特攻隊長』『先輩』色々な肩書きがあって面白い世界ですね。
『マルタの男』は登場時は評価がいまいちでしたが、『ゆかち』様のアクセス以来、廃ホテルに匹敵するアクセス数に登り、ネットの奥の深さを感じています。
投稿: ねこん | 2007年5月19日 (土) 06時27分