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2007年5月21日 (月)

廃ボウリング場の闇に潜むもの 探索編

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 グループ化によって巨大化した企業がその反面、管理が行き届ない部分があるお話をしましたが、それ以前に既に企業から忘れられてしまったかのような『●ボウル』。現役時に利用した方のお話が聞かれれば良かったのですが、近隣数件の訪問でそれを得るには無理があったようです。
 それというのもこの回りに広がる住宅地は『●ボウル』閉鎖後の造成であるため、当時は幹線道沿いとはいえ、回りには何も無かったこの地に繁栄時を知る人は、いませんでした。
 ただ、『●ボウル』の真東に位置する辺りでは午後ともなるとその巨体が陽をさえぎり、虚ろな影を降ろすので「取り壊してもらいたい」と言うのが本音。また、以前のバリケードを壊して侵入(肝試し?)する輩もいて物騒だということで地区行政筋から、しかるべき指導がありましたが1千万近くかかる解体費を出すよりも、とりあえずの封印修復となったようです。
 信頼ある筋の調査報告(内部調査は無し)時の写真では修復前であったため、06年の夏から秋にかけて修復が行われたと思われます。

 『いやーっ…中を見てみたいのですがね…』 取材先でのそんな一言から一筋の光明が射しました。(それが本当の光明だったかは計りかねます)
 その経緯は諸事情のため割愛しますが、新たな問題が…他の取材の帰りだったためルイン君(デジカメ)のバッテリーとカードのメモリが怪しい…この漆黒の闇の中では無駄になると思い断念。 次回、まだ可能であればという期待を込めて帰途へ…

 それから数ヵ月後…
陽はとっぷりと暮れていましたが、遠征の帰り道に再確認。 あのときのまま…
「この後のチャンスはたぶん、ないだろうな…」
そう思いながら常装備をチェック…。

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噂は信じない。でも本音は結構引き気味。
それよりも30数年の記憶を封じた巨大な缶詰への興味の方がほんの少しだけ勝っていた。 頼りなのは、ハンドライトのLED君とルイン君。

それでは、漆黒の闇の中へ…     つづく

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コメント

初めまして。
ここのボーリング場は私が物心ついたときから廃墟になってましたね(現在30代)。よく駐車場を自転車で遊んだ記憶があります。
幼い頃から、「ここの中はどうなっているんだろう?」と思っていましたが、まさか今になってその謎が解き明かされるとは…。

楽しみにしています。

投稿: その町で産まれ育った者 | 2007年5月22日 (火) 01時59分

始めまして コメントありがとうございます。
この町で育ったと存じますところやはり、幽霊屋敷の噂はあったのでしょうか?(有名な話らしいのですが…)
眉唾な情報では名のある大会で優勝候補ながら数本のピン差で負けてしまった方が2番3番間の辺りで首をくくったことになっています。実際はロープはかけられそうもありません。ただ、その冷たくこもった空気はそれを連想させるには十分であったと思います。
 今後は残された往年を感じる設備たちと予想だにしなかった恐怖の展開をお送りします。
 今後とも『時の忘れ形見』たちを宜しくお願いします。
※情報などありましたら宜しくお願いします。(メールフォームにて)

投稿: ねこん | 2007年5月22日 (火) 12時58分

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