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2007年4月13日 (金)

廃墟ラブホテルノート/3ページ

Dscf0569

Arasuzi_1

 というわけで、ノブの壊れたドアに行く手をさえぎられてしまいました。ドアはその使命を遂げるかのように頑として動きません。工具など持ち合わせてもおらず、ましてや破壊行為は論外であるため、ここで探査を中断すべきか、しばし思案にくれます。
 ふと横を見ると壁に何やらぽっかりと窓が…まるで学食の配膳口のように枠で仕切られ、キッチンが丸見え。『ここから入れるのでは…?』

Dscf0589  とりあえず、そこから潜入を試みます。開口部の高さは充分とはいえ、床からの高さがあるゆえ、一苦労。炊飯器を蹴飛ばしそうになりながらもなんとかキッチン潜入成功。
 キッチン内は以外に狭く1戸建てよりは狭く、アパートよりは広いといった感じ。その中にシンク・ガス台・食器棚・冷蔵庫・炊飯器・ハイザー(米計量器)・ポット・二人掛けテーブルセットがコンパクトに収まっています。痛みはほとんど無く、ちょっと掃除をすればすぐにでも使えるのでは?というほどに…冷蔵庫、ハイザーともに中身は空っぽ。食器棚にはカップやお皿などがありますが、その数からやはり管理は1~2人といったところです。

Dscf0577  閉ざされたドアの脇にこちら側のドアノブが落ちていまし た。ドアのそばからまた、奥につながり階段があります。キッチンからこのあたりは普通の民家のようです。
 階段の手前にカーテンらしき布を画鋲で止めてあります。階段のあちこちに野獣(おそらく猫)の糞が放置されていました。廃墟後に侵入していたのでしょうか?
Dscf0571 2階へ上がると部屋がふたつ。いや、片方は和室が2間続き。そして洋室が1つです。しかし、1階に比べて荒れています。洋室の中はベッドと他に雑誌の山。発行日から廃墟年度を特定するには発行年がバラバラ…家屋内に張られたカレンダー(1996年)が正しいとすれば廃墟化後に誰かがここに来ていたことになります。住んでいた形跡ではありませんが秘密の場所ではあるようです。雑誌に埋もれてこのホテルの物品購入の領収書の綴りがありました。主にクリーニング関係です。他にダンボールや蛍光灯、中身不明のプラ瓶などがあり、マットレスも数枚重なっていることから物置にされていたと伺えます。

Dscf0574  隣の部屋もほとんど足の踏み場もない状態に物が散乱しています。衣類が特に残っていて物件を立ち退く際に置いていったようです。ダンボールがおかれて、物もそれなりに収まって引越し仕度の途中という雰囲気が残ります。ただし衣類が不自然にちらばっていたり、タンスの引き出を無造作に放置しているところは引越しの途中というより、誰かがタンスを荒らしていた…そんな感も拭えません。もしかすると、『夜逃』の状況があったのかも…

 この残された衣類の上に赤いパジャマやブラウスもあることから、若い女性が入居していたことになります。あるいは、旅館業を生業としてここに一家族が住んでいたのかもしれません。

ただ、それを裏付けるにはまだ生活感の形跡が少なすぎるようにも思いますが…

つづく

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