マザーグースの学校 進学
ここはサンダーバードの基地。
ではなくて、前回の小学校から2キロほど南へ行ったところにある中学校です。
昭和22年創立、この校舎の落成が昭和37年。昭和53年に新設中学校に統合され30年の校史に幕を下ろしました。
閉校時の生徒は26名。昭和43年頃から距離競技スキー(トライアスロン?)を部活として取り入れ、閉校まで各種大会の常連入賞していたそうです。
現在校舎は地域の農機格納庫となっており、施錠中でガラス窓の隙間から様子を伺うも存校時の面影はあまり見えませんでした。校門も残っていますがこの日は雪に埋もれていました。グランドは現在、近郊の道路工事の土場になっています。
何か存校時の面影はないかと周囲を探してみました。(体育館は前回までの小学校へ移築済み)唯一、校舎の裏側に見つかったのがトイレ。
本来は校舎と渡り廊下で繋がっていましたが、現在分離されています。 このトイレも地盤凍結による凍上か、校舎と切り離したときに重機で壊されたかして、床が危なっかしくなっています。学年、教員・来客用と別けられていたようです。
閉校ではなく、統合であることからか閉校に関わる記念碑などは作られていないようです。小学校や高校と違い、学歴の途中経過の感が色濃く、集いの場所という感覚が希薄になってしまうのか中学校は閉校後、跡形も無く消えることも多いようです。この時期の生徒たちが一番、多感だというのに…いずれにせよ器だけでも残っているのが救いなのかな?
ここへ向かう前に同じ学区の小学校(前回までの小学校)で、犬がしきりに合掌していたのは、この学校に対する弔いだったのかもしれません。(なーんてね)
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