長い時間が過ぎて、ナギサの家の棟続きの隣に家族が越してきました。
その家には同じ年頃(止まっていたナギサの歳と)のカズノリという子がいます。
引越しの多い家のため友達のうまくできないカズノリもまた、家に閉じこもり気味。
押入れに空いた穴を見つけて隣を覗こうとしたとき、ナギサに声をかけられ驚きました。
不思議なことにナギサの声がカズノリには聞えたのです
押入越しに奇妙な友人関係。
も、ナギサは自分が幽霊であることを言えないため、陽にあたれない病気だと嘘をついていた。
ある日の夜、ふたりは始めて会い、海へ行きました。
カズノリにはナギサが幽霊とは全然分からなかったようです。
このことでナギサにとってカズノリは特別な存在になりました。
でもカズノリの家は、また引っ越すことになり、間もなくふたりは別れることになります。